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2005年4月
オルター・トレード・ジャパン/パラグラフ 編集
もう一つの〈回路〉を創るために

クオータリーマガジン『at』(あっと)0号<創刊準備号> 概要

104ページ 5月11日刊行予定 装丁・本文デザイン鈴木一誌
オルター・トレード・ジャパン/パラグラフ編集  太田出版発売 定価700円


 9・11、イラク戦争を経て、世界はその相貌をすっかり変えてしまった。いま、ぼくたちは何を考え、行動していけばいいのか? 一方で世界の鼓動に耳を澄まし、新しいネットワークを形づくる動きも、力強く始まりつつある。「歩きながら考えよう」――『バナナと日本人』で、全く新しい思考の可能性を提示した、アジア学者・鶴見良行の精神に学び、彼と縁の深い、民衆交易を目指す組織、オルター・トレード・ジャパンから満を持して、自由な世界で考え続ける、空前絶後の「総合=文化誌」が発進する!秋の創刊に向け、ここに0号を世に問う次第である。


0号の主な内容

<新連載>
・革命と反復 序説  柄谷行人 
世界資本主義はいま、「新帝国主義」の段階に入った。『トランスクリティーク』以降の新展開を告げる、待望の連載、スタート!

<特別インタビュー>
・生き延びるための思想  上野千鶴子 
フェミニズム/社会学を常に更新する著者を、いまとらえている「問題系」は何か? この国の病理を斬る、上野節が冴えわたる!

<特集>グローバリズムを遠く離れて
・未来バンク、そしてap bankへ――「カネを用いた市民運動」の可能性  田中優 
市民がバンクを持つことは、人権の重要な一つだ――話題の「ap bank」「未来バンク」を貫く希望の思想を、当事者として語る。
・コミュニティシネマ、<上映>の場からの映画革命  岩崎ゆう子  
この国の映画上映システムをラディカルに変革する「コミュニティシネマ」の示すものは――多くの出会いが生んだ軌跡。
・オルター・トレード・ジャパン、民衆交易の「初志」と未来  堀田正彦
創設から16年を経た、「民衆交易」会社代表が、フィリピン・ネグロス島との交流から始まるオルター・トレード・ジャパンの、現在・過去・未来を語る。
・フェアトレードは未来をひらく魔法の杖か?  市橋秀夫
日本とは比較にならないほど社会的地位のあるイギリスのフェア・トレード、その現状と課題。

<緊急レポート>
・スリランカ、戦禍と天災に抗う人びと  中村尚司
2004年末、アジアを襲った「スマトラ沖地震」。特に被害甚大だったスリランカでは、民族抗争もからんで複雑な様相を呈していた――スリランカとの付き合い深い経済学者が、立ち会った被災の現場を生々しく報告しつつ、和平の、援助の意味を問う力作論考。

<特別対話>
・24時間「接続」社会から脱出する方法  吉岡忍・吉田司
改憲を画策する「国民投票法案」上程までカウント・ダウンとなった、この国の状況は、どうなっているのか? 抜群の論客二人が、竹島からパラサイト、ホリエモン騒動まで、苛烈に日本の「今」を斬る!



編集室paragraphについて

パラグラフparagraphは、2004年秋に正式設立しました(社名パラグラフの命名は、優れたアメリカ文学者として知られる柴田元幸氏にお願いし、パラグラフのロゴ/マークは、第一線のブックデザイナー、鈴木一誌氏に作っていただきました)。
バナナやエビ、コーヒーなどの民衆交易を実践するオルター・トレード・ジャパンの支援のもとに、新しい出版文化の創造を目指し、この5月からクオータリーマガジン『at』をはじめ、アジアやマイノリティのテーマ群を見据えた単行本シリーズ「ナマコ・コレクション」などの刊行によって活動をスタートします。
5月11日の『at』0号発刊の後は、「ナマコ・コレクション」第1弾として、鶴見良行対話集『歩きながら考える』を同月下旬に刊行予定。ほかにも、不朽の名作『神聖喜劇』の巨匠、大西巨人氏の最新作も初夏にリリース予定など、読書界話題必至の意欲作をどんどん刊行していきます。どうか今後ともよろしくご支援のほど、お願いします。


問い合わせ:
編集室 パラグラフ
〒169-0072 東京都新宿区大久保2−4−15 サンライズ新宿3F
(株)オルター・トレード・ジャパン内
電話:03-3203-5310(直通) 03-5273-8163(代表)FAX:03-5273-8162
Email:paragraf@jca.apc.org
 
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